こんにちは!共働きで二児の母、管理栄養士まるこです。
普段家電にはさほど関心がなく、あまりお金はかけたくないタイプの私ですが、つい先日奮発してパナソニック ビストロ【NE⁻BS8C】のオーブンレンジを購入しました。
今回、「オーブンレンジの買い替え、何を基準に選べばいいの?」そんな悩みを抱える方に向けて、私が約1か月間とことん悩んでビストロを選んだリアルな記録をまとめました。

ビストロといえば高い。
パナソニックは「指定価格制度(正式名称:条件付販売)」を導入しているため、特定の商品に限っては、いつ、どこで買っても値段は安くなりません。(故に、家電量販店での値引き交渉が効かない…!)
購入に至った最初のきっかけは、10年以上前に購入したシャープのオーブンが壊れたこと。当初、「最低限の機能が備わっていて、操作しやすくて、お手入れしやすくて、お手頃価格ならなんでも良い」というスタンスでした。それなのに…電子レンジが使えない過酷な状況なのに…気が付けば約1か月もの間、どのメーカーのものにするか悩み続けていました。

人生でここまで家電購入に悩んだことない!!
それほど私にとって、オーブンレンジは“ただの家電”ではなく、“日々の料理の負担を軽くしてくれるかもしれない救世主”になっていたのです…!
本記事では、ケチな私が高いオーブンを購入したいと思った心境の変化、他メーカーとの比較ポイント、最終的な決め手について詳しく紹介しています!
※詳細だけ知りたい方は、目次から各項目に飛んでください
オーブンレンジ購入に対する心境の変化
繰り返しになりますが、1か月ほど前に10年以上使用したシャープのオーブンレンジが壊れました。私は家電にはめっきり疎く、普段説明書も読まずに感覚で操作するタイプで、「次は、安いやつでいいか~」という軽い気持ちで新調しようとしていました。
そもそもオーブンレンジに対してそれほど高い期待を持っていなかったのです。
- 「オーブンなんて月に1回も使わないし、たまにパンやお菓子が焼ければ十分」
- 「加熱ムラはあって当たり前。最低限の機能が備わっていて、丈夫で壊れにくければメーカーにはこだわらない。」
夫には「せっかくだし、ちょっと良いのにすれば?何年も使うんでしょ?」と言われたけど、「4万円も出すなんてもったいないよ〜」と一蹴。
オーブンレンジが壊れてからは、料理はすべて手作り、離乳食も毎日。急に迎えた”レンジ難民生活”。そんな不便な生活にも関わらず、オーブンレンジについて調べれば調べるほど、自分に合ったオーブンが知りたくなる…!もう5万以上は当たり前の世界。高価な買い物だけあって、すぐには購入できない!家電量販店をはしごし、YouTubeやブログを夜な夜な読みあさる日々でした。…気づけば、かなりのオーブン知識が身についてしまったのです。
お金をかける気になった理由
調べていくうちに、こんな気づきがありました。
- オーブンやグリルって、「手の込んだ料理用」だけじゃない。ちゃんと使えば、調理がもっとラクになるのでは?
- そもそもメーカー側も“忙しい人のための時短調理”を意識して作っている
- 最近の機種は、ほったらかし調理が超得意。「調理中に洗い物や盛り付けができる=時短」になる!
もはや“高機能は不要”という固定観念は崩れ、オーブンやグリルも積極的に使いたいと思うように。これまでの「電子レンジ=温め専用」という考えが一変しました。
各メーカーの特徴、上位機種のレベルの違い、加熱のしくみやファンの有無などの基本構造も理解するようになり、「家電って、知れば知るほど奥深い…!」と、ちょっとした家電オタク状態に(オーブンだけ)
各メーカーのオーブンレンジの特徴と印象



各社の特徴・印象です。私の偏見ありです。
パナソニック:上位機種である「ビストロ」が人気。家事である料理の負担を減らすことを考えてくれていて時短料理が強い。これといって特徴的な機能はないが性能抜群。基礎のベースがしっかりしているオールマイティ。口コミにマイナスなコメントは見つからないので、間違いはなさそう。値段は高め。「冷凍」「冷蔵」「常温」を一度に調理する機能があるオーブンは99,000円~。
シャープ:健康とおいしさを重視した「ヘルシオ」が人気。他とは加熱方法が違い、水で焼くため、焼き目は付きにくいがふっくらジューシーに仕上がり、余計な油・塩分はカットされる。料理のクオリティを求めるならヘルシオ。加熱にやや時間がかかるのがネック。網焼き調理が魅力的だが、焼き網が洗いにくくお手入れがすこし面倒。ビストロより安い機種でも「冷凍・冷蔵・常温」を一度に調理可能なものがある(この機能、ミラクルすぎる)!他と比べて値段は高め。
東芝:レンジの温めムラが一番少ない。最上位機種の石窯ドームは350℃まで上がる!この温度はいまのところ業界初で、ハードパンが美味しく作れる温度。ABCクッキングスタジオでも採用していて、パンやお菓子づくりが好きなら嬉しい。シャープと同様、網焼き調理をしてみたいが焼き網が洗いにくそう…。
象印:オーブンには最近新規参入。惣菜などのあたためが得意!
日立:バランスよく、無難。他のメーカーに迷ったら行きつく製品。手が届く価格でコスパ良い(私は某家電量販店の店員さんが日立を劇押しするので引いてしまった…)
バルミューダ:みためがとにかくオシャレ!機能面はシンプル。サイズが小さいので家族多い家庭には不向き。コスパは悪そう。
いまはどのメーカーも上位機種ならお手入れがラクそう。凸面が少なく、フラットになっていて使用後拭きやすそう。
初期不良や故障が心配だったので、修理依頼の件数について、家電量販店の店員さんに何度も話を聞きました。
みなさん口を揃えて言うのが、「ビストロの不具合は今のところほとんど聞かない」ということ。逆に、〇〇メーカーは相談がちらほら…(ここは伏せますが…)
信頼性の高さも、ビストロ購入の大きな後押しになりました。
決断!ビストロを選んだ決め手【vsヘルシオ】
最後まで悩んだのはこの2つ。
- パナソニック ビストロ
- シャープ ヘルシオ
最終的にビストロに決めた最大の理由は…
ビストロ独自の「焼き網不要のヒートグリル皿」の存在です!


焼き網がなくても、肉・魚などのグリル調理がこのグリル皿で叶います。アツアツに発熱するヒートグリル皿だから、途中でひっくり返さなくても裏面までこんがり焼き上がります。ヘルシオをはじめ、他社では基本的にグリル(焼く)には「焼き網」を使うのが主流。


網を使うことで余分な油を下に落としてヘルシーに仕上がるのですが、ずぼらな私はこの網を洗いたくない!魚焼きグリルだって洗うのが嫌で使わないくらいです(過去の記事参照:【時短調理アイテム】電子レンジで簡単に焼き魚を作る )。
また、網の下の天板も汚れるのでこちらも洗う必要があります。(アルミホイルやクッキングシートを敷くと洗いやすくなるそうですが、毎回調理の度に使うとなるとその消費量も心配。)
網・天板を洗うのが面倒で、購入後すぐオーブンを使わなくなる姿が容易に想像できました。
だからこそ、「線(網)」ではなくて「面(グリル皿)」で洗えるのは、めちゃくちゃありがたい!しかもこのグリル皿、食洗器で洗えます。狭いシンクだとちょっと洗いにくいけど、フライパンを洗う感覚に近いので私は許容範囲です。


中央から側面にいくにつれ溝が深くなり、落ちた油が流れ出る仕組みです。ビストロのように“網焼きレベルの仕上がり”をグリル皿で実現しているのは珍しいのです。
ヘルシオにも「ヘルシオトレー」があるけれど、上位機種のみ対応。しかもサイズは1~2人用と小さめ。トレーの溝は、ビストロのものより浅めでした。


ヘルシオは、私が購入したビストロと同レベルの機種で、ビストロより数万円ほど安く購入できます。それでも、「使い続けられるか」ということが何より重要だと判断しました。
あとは、ヘルシオでのオーブン・グリル調理は基本的に加熱水蒸気で加熱します。そのため、どうしても加熱に時間がかかります。一方でビストロは、上からの大火力ヒーターと発熱するヒートグリル皿のおかげで上からも下からもしっかり加熱!予熱不要で両面焼きできるため、短時間でいっきに焼き上げることができます。洗いやすさでけではなく時短調理まで可能にしてくれるビストロのヒートグリル皿、なんて優れもの!


上図の「大火力極め焼きヒーター」上位2モデルのみ。私が購入した【NE⁻BS8C】のグレードでは、「大火力平面ヒーター」になっています。(威力の差はどれほどなのか…)
結果、オーブンレンジの力をかりて時短調理したい私には、時短力・使いやすさ・お手入れの手軽さが魅力の「グリル機能」とても魅力的で、ビストロを選びました。メーカーそれぞれに強みと弱みがあり、結局「このオーブンレンジで自分は何をしたいのか」で決まります。
ビストロの“最上位モデル”にしなかった理由
私は最上位モデルではなく、必要最低限の機能が備わっている上から3つめの中上位モデル【NE⁻BS8C】を購入しました。


理由は…
こればっかりは予算の都合です(泣)。グリル・オーブン機能を頻繁に使うか分からないので、さすがに10万円以上は出せませんでした。
上位2モデル【NE-UBS10C】【NE-BS9C】にはあって、【NE-BS8C】にない機能。それは、「おまかせグリル」という「冷凍・冷蔵・常温」を一度に調理できるミラクルな機能。また、上位2モデルは、高精細・64眼スピードセンサーを搭載しており、電子レンジの温めムラを少なくできるそうです。
それでも、電子レンジで加熱ムラは当たり前だ、と思う私にとって、【NE-BS8C】はグレードとしては申し分なし。上段と下段で加熱方法を変えられる「合わせ技セット(上段グリル、下段レンジ)」は【NE-BS8C】も備わっていて、十分すぎるほどです。あまり高機能でも、使いこなせる自信がなかったので、丁度良いと思っています。
繰り返しになりますが、ビストロは指定価格制度のため家電量販店で買っても、ネットで買っても値段は同じ。8万円近くする【NE-BS8C】も当初想定していた値段よりだいぶオーバーしていましたが、その潔さが、決断したらすぐ買ってしまおう!という私の後押しになりました。


おわりに:これから使ってみてレビューしていきます
というわけで、私の一か月にわたる悩みと検討の末、ビストロをお迎えすることになりました。
いまのところ、説明書を読めていないのでレンジ機能しか使っていませんが快適!
少し気になったのはサイズが大きいところ。オーブンのサイズは「業界最小設置スペース」とのことでしたが、うちのカップボードもクリナップの狭さには負けないモデル。


あとは個人的にボタン操作が軽すぎて(スムーズ)なんだか不安(ボタンでポチっとが安心派)。
これから実際に使ってみた感想や忙しい毎日で上手に活用するアイディアも残していきたいと思います。
長くなりましたが、「私もオーブン悩んでる!」という方の参考になれば嬉しいです。
ではまた~!
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