こんにちは、まるこです。
日に日に暑さが増してきました。
こんな時に食べたくなるのが冷たくて甘いアイスクリーム!
いわゆる「アイス」には、「アイスクリーム」以外に「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷菓」の4つに分類できるのをご存知ですか?
- アイスの4つの分類って?
- 分類別にみる特徴は?
- いつも食べているあのアイスの種類は?
などなど、今回はアイスのお話です。
いわゆる「アイス」の分類とその特徴
乳成分の量によって、4つに分類されます
アイスクリームや氷菓など一般的に「アイス」と言われるものは、アイスクリーム類(乳製品)と氷菓に分けることができます。
これらの定義と成分規格は、食品衛生法にもとづく「乳及び乳製品の成分規格に関する省令」と「食品、添加物等の規格基準」の2つの法律によって定められています。
中でもアイスクリーム類は、牛乳の乳成分量である「乳固形分」と「乳脂肪分」の含有割合によって、以下のように分類されます。
商品パッケージの食品成分表示「種類別」のところに記載されています。
乳固形分とは?
乳固形分とはその名の通り牛乳中の固形分で、乳脂肪分と無脂乳固形分(タンパク質、乳糖、ミネラルなど)のことです。
牛乳は、87.4%の水分と12.6%の乳固形分で出来ており、乳固形分はさらに、3.8%の乳脂肪分と8.8%の無脂乳固形分に分かれます。(日本食品標準成分表より)
乳固形分と乳脂肪分の割合は、「アイスミルク」が牛乳により近いことが分かります。
アイスクリーム類は牛乳(乳製品)以外に、糖類(砂糖や水あめ等)、植物性油脂、卵黄等を加えて作ります。
乳固形分が少ないアイスミルクやラクトアイスは、乳脂肪の代わりに植物油脂等を使って、滑らかさやコクを出している場合が多いです。
分類別にみた特徴
アイスクリーム
(乳固形分15.0%以上 うち乳脂肪分8.0%以上)
よく聞く名前の「アイスクリーム」は、乳脂肪分が多く、濃厚!少量高カロリーの商品が多いので、食欲低下時のエネルギー・栄養補給にもってこいです。風味も良いです◎
代表:ハーゲンダッツ、MOW(バニラ)、牧場しぼり(味わいミルク)、パルム、ピノ、SUNAO(バニラ、チョコモナカ)
なんと、低糖質アイスのSUNAOシリーズにもアイスクリームがあります!低カロリーで食物繊維も入って、これは嬉しいですね!
SUNAOアイスは、リニューアル前(ラムレーズン味があった時)は、豆乳を加えて「ラクトアイス」だったと思います。今は原材料を乳に変更して濃厚にしていたんですね!
アイスミルク
(乳固形分10.0%以上 うち乳脂肪分3.0%以上)
乳固形分は牛乳と同じくらい。植物油脂を使う場合があり、値段もお手頃。
代表:ジャイアントコーン、雪見だいふく
ラクトアイス
(乳固形分3.0%以上)
乳固形分はさらに少なく、植物油脂が多く含まれています。乳脂肪(動物性脂肪)が多いアイスクリームよりもミルキー感は少なく、あっさりとした味わいが特徴です。
代表:ZERO(ビスケットクランチチョコバー)、エッセルスーパーカップ、爽、パピコ
氷菓
(上記以外のもの)
乳固形分はほとんどありません。かき氷やシャーベット、果汁を凍らせたアイスキャンディー等。
代表:ガリガリ君
その他、アイス類の特徴は?
アイスクリームの主な原料は、牛乳・乳製品です。
新鮮な牛乳・乳製品がアイスクリーム独特のおいしさの源になります。
乳脂肪分はアイスクリームの風味や滑らかさを、無脂乳固形分はアイスクリームのコク味を与えます。
一方で、アイスミルクやラクトアイスに加えられる植物油脂は、「植物」由来の脂質です。
安心できそうなイメージがありますが、アイスの製造過程でトランス脂肪酸や飽和脂肪酸に変換されます。
また、価格を安くするために砂糖ではなくブドウ糖果糖液糖などの人工甘味料を使用することがあります。
まとめ
- いわゆる「アイス」は乳成分の量によって、「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷菓」の4つに分類される。
- アイスクリーム類は、アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイスの順に、乳固形分・乳脂肪分が多くなる。
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